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上関原発埋め立て 免許延長の不許可 山口県に申し入れ 市民団体

 中国電力上関原発(山口県上関町)の建設計画に反対する市民団体「上関の自然を守る会」は17日、中電が申請している公有水面埋め立て免許の延長を不許可にするよう山口県に申し入れた。

 申し入れ書では、同会や研究者の調査により建設予定地周辺の海域で環境省のレッドリストに掲載されている希少貝類が42種見つかっているのに、中電の調査では7種しか確認されていないと指摘。県庁を訪れた高島美登里代表は「中電の調査は精度が不十分。希少生物は県民の財産であり、誠意ある調査をするよう中電を指導し、その上で延長の不許可を」と訴えた。

 県の担当者は「中電は調査を継続しており、適切に対応していると受け止めている」と述べた。

(2014年7月18日朝刊掲載)

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