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洞爺丸事故題材 中区で映画上映

■記者 田中美千子

 旧国鉄の青函連絡船洞爺丸事故を題材にした映画「飢餓海峡」の上映会が、事故発生から丸56年となる26日、広島市中区の広島YMCA国際文化ホールである。事故で父親を亡くした広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長の講演もある。

 事故は1954年9月26日に発生。洞爺丸など5隻が転覆・沈没し、1400人以上が犠牲になった。映画の原作は、この事故を取り上げた同名小説。65年に制作され、三国連太郎が主演している。

 上映会は午後2時と同6時半の2回。5時15分から約1時間、リーパー理事長が父親への思いを語るほか、やはり遺族でドイツ在住の声楽家小林春仁さん夫妻のミニコンサートがある。

 2千円。遺族や市内の有志が企画した。シネマキャラバンVAGTel082(285)8165。

(2010年9月15日朝刊掲載)

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