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市民折り鶴4万3000羽届く 三次市

■記者 見田崇志

 三次市がこの夏、市民に呼び掛けて寄せられた折り鶴が、過去最多の4万3181羽になった。16日、広島市中区の平和記念公園へ届ける。

 市が折り鶴を募るプロジェクトは、平和への思いを形にしてもらう目的で被爆60年の2005年に始め、6回目。今年は、平和の絵手紙巡回展会場(9カ所)に加え、市役所や各支所などでも募り、8月末まで受け付けた。

 市内の小中学校や保育所ぐるみの参加もあり、昨年の2万6918羽を大きく上回った。1羽ずつ糸でつなぐ作業を手伝ってくれた市民もいたという。  16日に市地域振興課職員が、平和記念公園にある原爆の子の像に手向ける。

 同課ひとづくり係の中垣健一主任主事は「例年にも増して平和への思いが詰まっている。大切に届けたい」と話している。

(2010年9月16日朝刊掲載)

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