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「平和を継承」折り鶴に誓う 原爆の子の像 碑前祭 広島市中区

 広島市中区の平和記念公園にある「原爆の子の像」前で25日、碑前祭があった。市内の小中学34校の児童生徒約500人が参加。2歳で被爆し、10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんを悼み、平和への誓いを新たにした。

 全員で黙とうをささげた後、安佐中(安佐南区)の生徒11人が被爆直後の街の惨状を表す詩を朗読。各校の代表者が折り鶴を手向けた。幟町中(中区)生徒会長の3年青野里奈さん(14)が「被爆した方々が先頭に立って、なぜ平和を守り続けてきたのかを忘れず、継承していこう」とアピール文を読み上げた。

 平和学習に力を入れている幟町中の生徒たちでつくる実行委員会が催し、ことしで26回目。(川手寿志)

(2014年7月26日朝刊掲載)

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