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平和とは 思い込め清掃 記念公園の池で市民ら 広島市中区

 原爆の日の8月6日を前に、広島市中区の平和記念公園で26日、「平和の池」の清掃活動があった。市民たち約60人が慰霊の思いを込め、汚れを落とした。

 原爆慰霊碑の北側にある平和の池は、縦70メートル、横17メートル。参加者は深さ40センチの水を抜きながら約2時間、ブラシで念入りに底を擦り、水あかやコケを洗い流した。

 家族4人で汗を流した広島市西区の会社員佐藤雅美さん(29)は「子どもにも平和について考えてほしくて参加した。きれいになって気持ちいい」とすがすがしい表情で語った。

 清掃は中区の市民団体「平和の灯奉讃会」が主催。1964年から毎年、原爆の日の前と年末に実施している。(川手寿志)

(2014年7月27日朝刊掲載)

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