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中高生 反核署名に汗 平和を訴える輪広げたい 広島市中心部

 核兵器廃絶に向け、広島、福山市の中高生が27日、広島市中心部で署名活動をした。核兵器禁止条約の制定を目指す「核廃絶!ヒロシマ・中高生による署名キャンペーン」として7年目の取り組み。署名は被爆70年の来年、米ニューヨークの国連本部に提出する。

 広島市の広島女学院高、広島学院高、修道高、安田女子高、崇徳高、福山市の盈進中高の6校から約50人が参加。中区で本年度の結団式があり、広島市の松井一実市長から激励を受けた。

 生徒は原爆ドーム周辺など4カ所に分かれ、観光客たちに署名を呼び掛けた。広島女学院高2年の徳山実紅さん(17)は「被爆地の高校生として平和を訴える輪を広げたい」。

 生徒たちは8月2、3、5日にも市中心部で署名を集める。キャンペーンは2008年度に広島、沖縄両県の高校生の呼び掛けで始まり、昨年度まで約28万人分を集めている。(有岡英俊)

(2014年7月28日朝刊掲載)

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