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オバマ氏の平和賞サミット出席願う 秋葉市長ら書簡

■記者 金崎由美

 広島市は27日、11月に同市である国際会議「2010年ノーベル平和賞受賞者世界サミット」を支援・推進する地元協議会を代表し、秋葉忠利市長たち4人が連名で、オバマ米大統領に出席を求める書簡を送ったと発表した。

 協議会会長の秋葉市長のほか、会を構成する広島県の湯崎英彦知事▽広島商工会議所の大田哲哉会頭▽国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所のアレクサンダー・メヒア所長―がサインした。在日米大使館を経由し、ホワイトハウスに届ける。

 書簡は、オバマ氏の参加を「286万人の広島県民・市民が心から期待している」と強調。「広島から核兵器廃絶に向けての新たな決意を全世界に発信してほしい」と結んだ。

 11月12~14日にある同サミットには、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世やゴルバチョフ元ソ連大統領たちノーベル平和賞受賞者9人が参加を予定する。ローマのサミット事務局によると、8月にはゴルバチョフ氏たち受賞者5人も連名で、オバマ氏に出席を要請する声明を発表した。出欠の返答は届いていないという。

(2010年9月28日朝刊掲載)

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