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原爆ドーム いつでも「見学」 平和MC サイトにライブ映像

 中国新聞社は29日、被爆体験に根差したヒロシマの訴えを多言語で発信しているヒロシマ平和メディアセンター(平和MC)のウェブサイトに、世界遺産の原爆ドーム(広島市中区)のライブ映像を追加した。併せてスマートフォンへの対応も図った。

 原爆ドームのライブ映像は24時間生中継。立ち並ぶビルを背景に、緑の木々に浮かぶ姿が映し出される。夜間は、淡い光で照らされる。サイトを通じて、世界中どこからでも、いつでもアクセスして、ヒロシマのシンボルの「今」を見ることができる。

 原爆・平和関連の専用ウェブサイトのリニューアルは、これが第2弾。来年の被爆70年を前に、世界へのヒロシマ発信強化が狙いだ。4月の第1弾では、従来の日本語と英語に中国語とフランス語を加えて多言語化。国内外から被爆地広島を訪れる人向けに平和記念公園を紹介するコーナーも拡充させた。

 中国語、フランス語への翻訳には、広島大と公益財団法人ヒロシマ平和創造基金が協力。基金は、「平和サポーター制度」の趣旨に賛同した人から集まった寄付を翻訳費用に充てる。

 平和MCのウェブサイトは2008年1月に開設。世界160カ国・地域からアクセスがある。アドレスhttp://www.hiroshimapeacemedia.jp/

(2014年7月30日朝刊掲載)

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