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原爆ドーム内 立体映像で公開 資料館HP

■記者 金崎由美

 広島市の原爆資料館(中区)は5日から、原爆ドーム内部のパノラマ映像をホームページ(HP)で公開する。パソコン上の操作で立体映像が自由に動き、内部にたたずんで360度を見渡すような「体験」ができる。

 正面入り口付近や半球形の屋根の真下、建物東側の3地点から見た映像を提供。老朽化したドームを補強するため張り巡らされた鉄骨やがれきが散乱する様子が鮮明に映る。5日午前10時までには公開を始める。

 戦争遺跡などの撮影をしている札幌市の企業「ノーザンライツ」が、市の許可を得て2005年に撮影した映像を基に作成。同社は映像を無償提供した。

 また、原爆資料館はHPの被爆資料データベースについて、関連画像や証言のビデオ、書籍を横断的に検索できるよう改善した。HPの一部内容で英語やフランス語の説明を加えた。

(2010年10月5日朝刊掲載)

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