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島根大「9条の会」再開 安倍政権の政策に危機感

 休眠状態だった島根大の教授や学生たちでつくる「島大9条の会」が、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した安倍晋三政権の動きなどを受け、活動を再開する。第1弾として4日、同大松江キャンパス(松江市)で「集団的自衛権行使と憲法の行方」をテーマに講演会を開く。

 同会は2006年に教授や学生たち177人で発足。だが、多忙などを理由に09年1月ごろ活動を停止した。

 最近になって、安倍政権が打ち出した一連の安全保障政策に危機感を抱いた法文など4学部と法務研究科の教授・准教授計9人が世話人となり再出発を決めた。

 講演会は午後6時から法文学部棟1階135号室。無料。事務局の関耕平准教授は「知の学府として声を上げることが重要。多くの人に参加してほしい」としている。事務局Tel0852(32)6161。

(2014年8月2日朝刊掲載)

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