×

ニュース

原子力顧問が最多17人に 島根県が2人追加

 島根県は1日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の稼働に対する意見を聞く県原子力安全顧問を新たに2人に委嘱した。それぞれ過酷事故対策、原子力防災の専門家で、顧問は過去最多の17人態勢となった。

 京都大大学院工学研究科の杉本純教授と、横浜国立大環境情報研究院の野口和彦教授。任期は他の委員と同じ2016年6月30日まで。県によると、事前の自己申告調査で電力会社からの50万円以上の寄付(過去3年)など欠格要件への該当はなかったという。

 両分野をカバーしていた斉藤実顧問が、3月に原子力規制庁入りしたのに伴って2月末で顧問を辞任。県が後任を探していた。新顧問2氏は5日、島根原発を視察する。

(2014年8月2日朝刊掲載)

年別アーカイブ