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ノーベル平和賞サミットPRポスター 基町小児童らが制作

■記者 金崎由美

 11月12~14日に広島市であるノーベル平和賞受賞者世界サミットに向け、基町小(中区)の児童が6日、イラストレーター黒田征太郎さん(71)と一緒にPRポスターを作った。サミットを支援、推進する地元協議会(会長・秋葉忠利市長)などが企画した。

 同小体育館には、児童のほか、地域のお年寄りや基町保育園、基町幼稚園の園児、保護者の計約300人が集まった。核兵器廃絶を願い、描き続けている黒田さんは「絵にはうまい、下手の区別はない。難しく考えず『平和はこうだよ』という気持ちを表すことが大事」と呼び掛けた。

 児童たちは、サミット公式ポスターを床に広げ、本来は協賛企業のロゴマークが刷り込まれる白の下地部分に、クレヨンで虹やハトなどを思い思いに表現した。同小6年の陰岩ニコ君(12)は「平和になれば、地球もみんなも笑顔になると思う」と声を弾ませ、腕に抱えられた笑顔の地球を描き込んでいた。

 今回制作したポスター約480枚は、公共施設やサミット会場に展示。「ヒロシマの子どもが願う平和のイメージ」を歴代受賞者にアピールする。

(2010年10月7日朝刊掲載)

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