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オルゴールで平和奏でて 東広島の右田さんら6日演奏会 手回し式 参加100人募る

 平和への願いを込めた市民の絵やメッセージを「手回しオルゴール」の曲に変えて披露するユニークな演奏会が6日午後1時半から、広島市中区の広島工業大広島校舎である。東広島市の手回しオルゴール奏者、右田悦雄さん(57)たちの企画。100人を目標に「作曲」と「演奏」をする市民を募っている。(加納亜弥)

 手回しオルゴールは、音を出すための穴を開けた細長いカードを木箱に差し込み、ハンドルを回す。誰でも簡単に曲を作り、優しい音を奏でられる利点を生かし、参加者自らカードに描いた絵などに沿って穴を開け、「平和のメロディー」を作曲。100人分のカードをつないだ曲を4パートに分けて演奏してもらう。

 右田さんは昨年8月6日に平和記念公園(中区)で手回しオルゴールを演奏するなど、普及に努めている。異業種交流会で知り合った仲間で今回の企画を発案。実行委員会をつくり、4月から呉や東広島市で作曲講座を開き、子どもからお年寄りまで80人ほどの「楽譜」を集めた。

 右田さんは「普通の旋律とは違う穏やかな音で、平和を祈る気持ちになってほしい」と期待している。3日午前11時から、廿日市市商工保健会館多目的ホールで最後の事前講座を開く。右田さんTel090(8992)1446。

(2014年8月2日朝刊掲載)

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