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米で核兵器廃絶訴えへ 広島県被団協の箕牧副理事長 追悼集会に出席

 原爆の日に合わせ、米国ワシントンなどで営まれる原爆被爆者追悼集会に参加する県被団協(坪井直理事長)の箕牧(みまき)智之副理事長(72)が1日、市役所で松井一実市長に面会した。集会に届ける市長メッセージを受け取り「核兵器の悲惨さを伝えてくる」と誓った。

 箕牧さんは日本被団協に4日から9日間の日程で派遣される。現地の市民団体が現地時間の5~9日、ワシントンや近郊の大学、教会などで開く集会に参加。自らの被爆体験を証言し、核兵器廃絶を訴える。

 箕牧さんは「米国の老若男女に広島へ足を運び、核兵器の恐ろしさを実感してもらえるよう呼び掛けてくる」と約束。松井市長は「核兵器という絶対悪の廃絶に向け、共に努力してほしい」と記したメッセージを託し、「被爆を乗り越えた広島の姿を伝えてきて」と励ました。(田中美千子)

(2014年8月2日朝刊掲載)

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