原爆罹災者名簿を公開 広島市中区
14年8月4日
広島市は１日、原爆に遭った人の最期やけがの状況を記した「原爆罹災（りさい）者名簿」を中区の広島国際会議場３階研修室で公開し始めた。行方が分からなくなった人の消息を知る手掛かりにしてもらう。６日まで。
１９６８年に広島東署で見つかった検視調書や、周辺の町村が作った戦災者名簿、死亡診断書など８３冊。２万３０３９人分の名前や年齢、死亡日時、死因などが書かれている。家族や親族が希望すれば、名前や被爆地などの情報に基づき、市職員たちが調べる。初日は１人が訪れたが、名前は見つからなかった。
６８年から毎年この時期に公開している。会場には原爆供養塔の納骨名簿も掲示。原爆死没者名簿への記載や、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館（中区）への遺影登録も受け付ける。開場時間は午前９時～午後５時。
市は例年、原爆資料館東館で公開していたが、改修工事中のため会場を変更した。市平和推進課Ｔｅｌ０８２（２４２）７８３１。
（２０１４年８月２日朝刊掲載）
１９６８年に広島東署で見つかった検視調書や、周辺の町村が作った戦災者名簿、死亡診断書など８３冊。２万３０３９人分の名前や年齢、死亡日時、死因などが書かれている。家族や親族が希望すれば、名前や被爆地などの情報に基づき、市職員たちが調べる。初日は１人が訪れたが、名前は見つからなかった。
６８年から毎年この時期に公開している。会場には原爆供養塔の納骨名簿も掲示。原爆死没者名簿への記載や、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館（中区）への遺影登録も受け付ける。開場時間は午前９時～午後５時。
市は例年、原爆資料館東館で公開していたが、改修工事中のため会場を変更した。市平和推進課Ｔｅｌ０８２（２４２）７８３１。
（２０１４年８月２日朝刊掲載）
