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「平和の火」全国で輝け 各地の若者 採火に集う 6日からキャンドルイベント

 広島原爆ゆかりの「平和の火」を使った全国イベント「ピースキャンドルナイト」(6~15日)を前に、1日、参加する各都道府県の若者たちが種火を持ち帰るため、広島市に集まった。

 平和の火は福岡県八女市星野村にあり、種火が広島市に届いた。この日、採火に先立ち、20、30代の男女約30人が中区の市青少年センターを訪れ、原爆の残り火を同村に持ち帰った人の遺族から、ゆかりの話を聞いた。

 キャンドルナイトでは、平和の火の揺らめきを見ながら、被爆体験を聞いたり、平和への願いを語り合ったりする。佐賀県嬉野市の芸術家西山嘉克さん(33)は「平和や命の大切さを見詰め直す場にしたい」と話していた。(鈴中直美)

(2014年8月2日朝刊掲載)

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