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8・6に向け公園一帯清掃 式典会場美しく 広島市中区

 原爆の日を前に、広島市の市民ボランティアや市職員たちが1日、平和記念式典の会場となる中区の平和記念公園一帯を清掃した。公園内の「平和の灯」は同日、点火から50年の節目を迎えた。

 午前7時15分に市職員たち約2860人が黙とうした後、松井一実市長が「きれいな公園で国内外に被爆地の思いを広めよう」とあいさつ。約1時間、半世紀にわたり燃え続けている平和の灯や原爆資料館近くの石畳をほうきで掃いたり、植え込みの雑草を抜いたりした。

 また、公園南側の緑地帯にある「平和の塔」では、展示業者などでつくる広島ディスプレイ協会の会員19人が塔の汚れをたわしやブラシで落とした。

 塔は同協会元理事長の故川村雅美さんがデザインした。長男潤さん(45)は「父の思いを受け継ぎ、みんなで平和な世界を実現させたい」と話していた。(永里真弓)

(2014年8月2日朝刊掲載)

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