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赴任地「原爆展」の様子伝えるパネル展 東広島で青年協力隊員開催

 国際協力機構中国国際センター(JICA中国、東広島市鏡山)は、青年海外協力隊員が赴任地で開催してきた「原爆展」の様子を伝えるパネル展を、同センター1階で開いている。8月下旬まで。

 グアテマラでの原爆展で被爆後の街の写真に見入る住民や、隊員の指導で折り鶴を折るパラグアイやセネガルの人々を収めた写真33枚が並ぶ。

 担当した隊員21人の感想も紹介。内戦の記憶が新しい国では「日本にもそういう時代があり、乗り越えて今がある。パワーとメッセージをもらった」「悲しい歴史を学ぶことが大事」などの言葉を掛けられたことなどをつづっている。

 原爆展は県出身の隊員が2004年、ニカラグアで開いたのが始まり。ことし7月現在、計60カ国で延べ120回開催している。この6~10日にはルワンダで開く。(新本恭子)

(2014年8月2日朝刊掲載)

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