×

ニュース

ノーベル平和賞サミット 傍聴者募集 広島で来月12・13日

■記者 金崎由美

 広島市は、11月に市内である国際会議「2010年ノーベル平和賞受賞者世界サミット」の傍聴希望者を募集している。ゴルバチョフ元ソ連大統領たち歴代受賞者が核兵器廃絶への道筋について話し合う。

 会場は南区のグランドプリンスホテル広島。11月12、13日のプログラムを時間帯で4区分に分け聴講券を配る。「ヒロシマの遺産」「核兵器使用が与える影響」「核兵器が持つ法的、倫理的、経済的意味合い」などテーマごとに議論する。会議に参加する平和賞受賞者は当初の9人から、地雷廃絶活動で受賞したジョディ・ウィリアムズ氏が加わり、計10人となった。

 20日必着。往復はがきかファクス、市のホームページでも申し込める。応募者多数の場合は抽選となる。問い合わせは、市のノーベル平和賞受賞者世界サミット担当Tel082(504)2789。


        ≪ノーベル平和賞受賞者世界サミットのプログラム≫ 

                                        (一般の傍聴はA~Dの4区分)

日時  募集区分  時間
             セッション名
             出席予定者

12日      午前9時半~同10時半
           オープニングスピーチなど
           ノーベル平和賞受賞者10人、湯崎英彦知事、秋葉忠利市長ほか

         午前10時半~午後0時半
           ヒロシマの遺産
           ゴルバチョフ元ソ連大統領、ダライ・ラマ14世、エルバラダイ前IAEA事務局長、
           マグアイア氏ほか

          午後2時半~同4時
           安全保障に核兵器は必要か?
           エルバラダイ氏、エバディ氏ほか


          午後4時~同5時半
           核兵器の脅威:地域紛争、テロ、誤使用
           ダライ・ラマ14世、デクラーク元南ア大統領、ラモス・ホルタ東ティモール大統領、
           ワレサ元ポーランド大統領

13日      午前9時半~同11時
           核兵器のない世界に向けての進展
           ワレサ氏、マグアイア氏、ジョディ・ウィリアムズ氏、秋葉市長ほか

          午前11時~午後0時半
           核兵器使用が与える影響
           ラモス・ホルタ氏、湯崎知事ほか

          午後2時半~同4時
           核兵器が持つ法的、倫理的、経済的意味合い
           デクラーク氏、エバディ氏ほか


(2010年10月8日朝刊掲載)

関連記事
ノーベル平和賞サミットPRポスター 基町小児童らが制作(10年10月 7日)
オバマ氏の平和賞サミット出席願う 秋葉市長ら書簡 (10年9月28日)
11月の平和賞サミット ダライ・ラマら9人出席へ(10年9月23日)

年別アーカイブ