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被爆体験講話会 秋に初めて企画 原爆資料館

■記者 金崎由美

 広島市中区の原爆資料館は8、9の両日、平和記念公園を訪れる人向けに被爆体験講話会を東館メモリアルホールで開く。毎年8月6日の「原爆の日」前後に開いているが、さらに多くの人に被爆の実態を知ってもらおうと、初めて秋の観光シーズンに企画した。

 両日とも午後2時から被爆者が約1時間、証言する。証言に先立ち午後1時半からアニメーション作品「ピカドン」を流す。8日は爆心地から2.3キロの工場で作業中に被爆した梶本淑子さん(79)=西区、9日は10歳で被爆した広島大名誉教授の北川建次さん(75)=佐伯区=が体験を語る。事前申し込みは不要で無料。原爆資料館Tel082(242)7828。

(2010年10月8日朝刊掲載)

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