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集団的自衛権「改憲が必要」 元法制局長官、山口で講演

 集団的自衛権問題を考える会実行委員会による講演会が2日、山口市緑町の県労働者福祉中央会館であった。元内閣法制局長官の阪田雅裕さんが、行使の容認には「国民にしっかり説明して(憲法を)改正するのが法治国家のあるべき姿」と話した。

 小泉純一郎政権で2年間、法制局長官を務めた阪田さんは「憲法9条は逆立ちしても、集団的自衛権の行使を容認していると読めない」と指摘。安倍晋三内閣が行使容認へ憲法解釈の変更を閣議決定したことについて、「解釈ではなく、国民の覚悟を問う改憲の国民投票をすべきだ」と話した。講演会には市民約50人が出席した。

(2014年8月3日朝刊掲載)

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