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原爆慰霊式で平和祈願 東広島で40人参列

 東広島市原爆死没者慰霊式が3日、同市八本松南の八本松地域センターであった。市原爆被害者の会が主催し、被爆者や遺族たち約40人が参列した。

 黙とうの後、高山等会長(84)が式辞で「被爆者の存在と役割の重要性がますます高まっている。悲劇を繰り返さないと誓う」と述べた。参列者は順次、会場に設けられた慰霊碑に花を手向け、手を合わせた。14歳のとき被爆した同市八本松町の上田美江さん(83)は「当時の光景が忘れられない。平和を願い続けたい」と話していた。

 同会によると、市内の被爆者は6月末時点で2452人。市によると、この1年間で少なくとも141人が亡くなっているという。

(2014年8月4日朝刊掲載)

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