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　音楽や朗読で平和を訴える「ピカドンたけやぶ音楽祭」が３日、広島市東区の牛田公民館であった。住民約１５０人が参加した。

　６月まで同区牛田旭に住んでいた詩画家はらみちをさん（８６）＝三次市＝が、被爆者が逃れた地元の竹やぶを舞台に描いた作品「ピカドンたけやぶ」にちなんだ催し。小学２年～中学１年の９人が作品を朗読し、原爆でやけどを負った少年が竹やぶで手当てを受ける物語を力いっぱい読み上げた。

　住民グループによる合唱や楽器演奏、子どもオペラもあった。朗読した１人、牛田小６年西坂風花さん（１１）は「はらさんが描いた竹やぶは今もある。そのことをみんなに知ってほしい」と話していた。（明知隼二）

（２０１４年８月４日朝刊掲載）