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作品に反戦の思い 節目の60回 広島市中区で平和美術展

 平和への思いを作品に込めた「広島平和美術展」が、広島市中区の県民文化センターで開かれている。広島平和美術協会の主催。7日まで。

 戦後の復興を文化で後押ししようと、地元の美術愛好家が1955年に始め、節目の60回目。原爆ドームに祈りをささげる女性の切り絵、母子の絆を表現した絵画…。書や写真を含め、反戦や核兵器廃絶を訴える255点が並ぶ。うち10点は韓国、中国、フランスから寄せられた。

 被爆直後に助けを求めて叫ぶ人の姿を描いた、府中市の主婦小山景子さん(66)は「どの作品からも作者の思いが伝わる」と話した。

 入場料300円。被爆者と中学生以下は無料。(永里真弓)

(2014年8月4日夕刊掲載)

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