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「平和大行進」広島に到着 全国11コースから集結

 全国11コースを歩いて核兵器廃絶を訴える「国民平和大行進」(日本原水協などの実行委員会主催)が4日、ゴールの広島市中区の平和記念公園に到着した。

 午前11時すぎ、市民たちが出迎える中、「核兵器のない世界を」などと書いた横断幕や旗を掲げ、各ルートの行進者が次々にたどり着いた。集結式では、東京から91日間かけて歩き抜いた横浜市戸塚区の竹田昭彦さん(74)が「集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に危機感を覚える。戦争に反対だ」と訴えた。

 米国やフィリピンなど国内外の若者約20人が交代で歩く「国際青年リレー行進」も初企画。インドから参加した平和活動家マニシャ・ガウルさん(42)は「被爆者の心を伝えていきたい」と決意を新たにした。

 この日は6月7日に東京を出発した日本山妙法寺(東京)の平和行進も平和記念公園に着いた。(川手寿志)

(2014年8月5日朝刊掲載)

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