×

ニュース

「世界平和へ行動」誓う 教師と子どもの碑で慰霊祭 児童ら700人 広島市中区

 原爆で犠牲になった子どもや教職員の慰霊祭が4日、広島市中区の平和大通り緑地帯にある「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」前で営まれた。市内の63小中学校の児童生徒や、遺族たち計約700人が参列。折り鶴や花を手向け、平和への誓いを新たにした。(菊本孟)

 午前8時に開会。黙とう後、児童と生徒を代表し、西区の井口台中3年小阪優芽さん(14)が「平和を『願う』から『行動する』へ、時代は移り変わっている。世界平和への一歩を踏み出す」と力強く誓った。

 教え子を抱えて空を見上げる女性教師の碑は1971年、校長会や保護者団体、県教組などでつくる建設委員会が建立。慰霊祭はその前年の70年から始まり、ことしで45回目となった。

(2014年8月5日朝刊掲載)

年別アーカイブ