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両被爆地 野球っ子交流 広島・長崎ピース・ピースカップ

■記者 山本堅太郎

 広島、長崎両県の子どもたちが野球を通じて交流する「広島・長崎ピース・ピースカップ」が17日、広島市安芸区の瀬野川公園であった。被爆地の未来を担う子どもが交流を深め、平和の大切さを一緒に伝えていくきっかけにしてもらおうと、広島市中区のNPO法人が企画した。

 広島、長崎県から2チームずつ計約60人の児童が出場。広島と長崎のチームの対戦で計4試合をした。児童は「ナイスプレー」と声を掛け合い、はつらつとプレー。広島市佐伯区の美鈴が丘小6年金田日向太君(12)は「新しい友人がたくさんできた」と喜んでいた。

 16日には、児童たちは平和学習にも取り組み、中区の平和記念公園を訪れたり被爆ピアノの演奏を聴いたりした。長崎市の南長崎小6年宅島涼子さん(12)は「重みのあるピアノの音を聴きながら、平和の大切さについて考えた」と話していた。

(2010年10月18日朝刊掲載)

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