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ハワイの2医師 原爆資料館見学

■記者 金崎由美

 米国ハワイ州で被爆者たちを治療する開業医2人が18日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学した。県や広島市でつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)が招いた。

 精神科医師ジェラルド・マッケナさん(69)と内科医師シリル・ゴシマさん(58)。従軍で心に傷を負った人を診ているマッケナさんは「3年前に資料館を訪れ衝撃を受けた。人生観が変わった」と話し、涙を浮かべ時計などの遺品を見つめた。

 被爆者健診に携わるゴシマさんは「広島の専門家から放射線の後障害について学びたい」と語った。2人は22日まで滞在、原爆養護ホームなどを視察する。

(2010年10月19日朝刊掲載)

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