希望のヒマワリすくすく 福島の小中高生、種託した笠岡を訪問
14年8月5日
東日本大震災からの復興の思いを込めたヒマワリが咲く笠岡市の笠岡湾干拓地を、種を譲った福島市のNPO法人シャロームの大使を務める小中高生11人が3日、訪ねた。「交流のシンボルとして大切にしてほしい」と願った。(谷本和久)
シャロームと交流のある笠岡市議の呼び掛けで、市内の中高生が5月から、干拓地の畑約20アールで譲り受けた種約2万粒を栽培している。大使11人は雨の中、五分咲きの花を見て笑顔に。近くの道の駅で開かれたイベントの舞台にも立った。
桜の聖母学院高2年の油井沙苗絵さん(17)=福島市=は「笠岡の花は雨でも上を向いて咲いており、復興に向けて勇気づけられた」と喜んでいた。
シャロームは障害者の就労支援としてヒマワリから食用油を作る事業をしていたが、震災や原発事故で栽培が困難となり、協力者に種を託している。
笠岡からは岡山龍谷高2年北村めぐみさん(16)が5月、福島を訪れ譲り受けた。9月に種を収穫し、食用油の原料として届ける。大使とも交流し「困難に負けず、復興へ頑張ってほしい」とエールを送った。大使は4日、福島へ帰った。
(2014年8月5日朝刊掲載)
シャロームと交流のある笠岡市議の呼び掛けで、市内の中高生が5月から、干拓地の畑約20アールで譲り受けた種約2万粒を栽培している。大使11人は雨の中、五分咲きの花を見て笑顔に。近くの道の駅で開かれたイベントの舞台にも立った。
桜の聖母学院高2年の油井沙苗絵さん(17)=福島市=は「笠岡の花は雨でも上を向いて咲いており、復興に向けて勇気づけられた」と喜んでいた。
シャロームは障害者の就労支援としてヒマワリから食用油を作る事業をしていたが、震災や原発事故で栽培が困難となり、協力者に種を託している。
笠岡からは岡山龍谷高2年北村めぐみさん(16)が5月、福島を訪れ譲り受けた。9月に種を収穫し、食用油の原料として届ける。大使とも交流し「困難に負けず、復興へ頑張ってほしい」とエールを送った。大使は4日、福島へ帰った。
(2014年8月5日朝刊掲載)