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国連総会議長、広島訪問へ

■記者 岡田浩平

 前原誠司外相は19日の定例会見で、スイスの元大統領であるダイス国連総会議長が28日に広島市を訪問すると発表した。現職議長の広島訪問は昨年のデスコト氏に続き3度目。

 外務省国連企画調整課によると、ダイス氏は26~30日に同省の招きで来日。自ら被爆地訪問を望み、中区の原爆資料館を見学し、被爆者の体験を聞く。滞在中、名古屋市での生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に出席する。

 一方、来月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)で来日予定のオバマ米大統領の被爆地訪問について、前原氏は日程上厳しいとの認識を示した。その上で「多くの世界のリーダーが広島、長崎の悲惨さを感じ、核のない世界に尽力していただければありがたい。あらゆるリーダーに、訪問してほしいとこれからも申し上げる」と述べた。

(2010年10月20日朝刊掲載)

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