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修道大生が市民に意識調査 「20年までの核廃絶」9割が否定的

■記者 教蓮孝匡

 広島修道大(広島市安佐南区)の学生が、平和やまちづくりについて、約千人の市民を対象に意識調査を実施し、結果をまとめた。市が目標としている2020年までの核兵器廃絶には、約9割が否定的な見方を示した。

 広田ともよ非常勤講師(社会学)が指導し、人文学部の2~4年生11人が担当した。昨年12月から今年2月にかけて、市内の18歳以上の約千人に、友人や知人を通して14テーマの質問票を配布。705人(男298人、女407人)から回答を得た。うち約7割が30歳未満だった。

 核兵器を廃絶すべきかどうかについては、66.0%が「大いにそう思う」、23.7%が「ややそう思う」と答えた。一方で、20年までに廃絶できるかとの問いには87.9%が否定的だった。

 また、マツダスタジアム(南区)で観戦した人のうち、周辺商店街で買い物をした人は26.8%、周辺で飲食をした人は12.9%にとどまった。3年猿渡ひなみさん(21)は「調査結果をさらに分析し、市に報告する。まちづくりの参考にしてもらえれば」と話している。

(2010年10月20日朝刊掲載)

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