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里山・平和 写真でコラボ 庄原で「ふるさとの作家二人展」

 広島県庄原市出身のプロカメラマン門脇俊照さん(65)=同市峰田町=と宮角孝雄さん(66)=東京都=の作品を展示する「ふるさとの写真作家二人展」(同市教委主催)が5日、同市西本町の田園文化センターで始まった。10日まで。無料。

 庄原市美術展審査員でもある2人が初めて企画。門脇さんは「一度は観(み)たい日本の風物・風景」をテーマに、真っ赤に紅葉した比婆山や、月と、漁船の集魚灯が幻想的な雰囲気を醸す長門市の棚田など全国の里山風景を中心にカラー写真27点と、一本桜の映像作品117本を出展している。

 被爆2世の宮角さんは「GROUND ZERO~平和の祈り」がテーマ。広島、長崎、ニューヨークの「爆心地」でさまざまな国の人が、平和を祈る姿を撮ったモノクロ写真など25点を並べる。

 広島市安佐南区の八谷和雄さん(76)は「訴えかけるような迫力のある作品が多く、芸術性を感じた」と話していた。(伊東雅之)

(2014年8月6日朝刊掲載)

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