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公明代表が積極姿勢 G8サミット広島誘致

 公明党の山口那津男代表は6日、広島市中区で開いた記者会見で、広島市が2016年の主要国(G8)首脳会議(サミット)を誘致する方針を固めたことについて「オバマ大統領の広島訪問につながる、またとない機会だ。広島の提案が生かされるよう、政府内で積極的に働き掛ける」と述べた。

 山口氏は平和記念式典後の記者会見で、核兵器のない世界に向けた党の提言5項目を発表した。日本政府に対しては、15年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議をリードするよう要請。併せてG8サミットや外相会合などの広島、長崎での開催を検討するよう求めている。

 米国の差し伸べる「核の傘」に依存しながら、核兵器廃絶を求める被爆国の矛盾については「最終的な目標は核兵器禁止条約の締結。それには段階的アプローチが重要だ」と説明した。(下久保聖司)

(2014年8月7日朝刊掲載)

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