×

ニュース

原爆の被害 証言に学ぶ 福山の山野中 平和新聞使い授業

 福山市山野町の山野中で6日、中国新聞社が制作した平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」を使った授業があった。山野小の児童4人と山野中の生徒5人が合同で平和について学んだ。NIE教育推進の一環。

 山野中の萩原智美教諭(54)の指導で、嘔吐(おうと)や下痢を発症する放射線の被害や、「子どもたちに二度と同じ思いをさせたくない」との被爆者の証言について書かれた記事を読んだ。

 生徒たちは「戦争は人の命を奪い、無意味だ」「戦争のことを知って平和な暮らしをしないといけない」などと意見を発表。中学3年池田芹奈さん(14)は「被爆から何十年たっても病気で苦しんでいる人がいる。次の世代に伝えたい」と話していた。(小林可奈)

(2014年8月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ