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平和の火426キロ走る 島根県庁前にゴール 被爆69年

 平和記念公園の「平和の灯(ともしび)」から採火したトーチを手に県内を巡り、反戦反核や脱原発を訴える「県反核平和の火リレー」が6日、松江市の県庁前にゴールした。7月30日に津和野町を出発し、延べ約250人のランナーが県内426・9キロを走った。

 到着式でアンカーを務めた益田市職員岩本辰彦さん(38)=同市=が、集団的自衛権を容認した閣議決定の撤回や非核三原則の法制化を政府に働き掛けるよう求めた要請書を、県の担当者に手渡した。岩本さんは「自分たちが走る姿を見た県民が、反核反戦に関心をもってくれたらうれしい」と話していた。

 県内の労組を中心につくる県青年女性平和友好祭実行委員会の主催で28回目。リレー中、県内15市町にも同様の要請書を提出した。(松島岳人)

(2014年8月7日朝刊掲載)

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