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放射線の影響 放影研が講座 来月17日 施設外で初

■記者 金崎由美

 放射線影響研究所(広島市南区)は11月17日、放射線が人体にもたらす影響を解説する市民公開講座を、中区の広島国際会議場で開く。放影研が施設外で一般向け講座を開くのは初めて。

 疫学研究の第一人者である児玉和紀主席研究員が、「放射線とがんのリスク」と題して講演。遺伝学などが専門の中村典主席研究員は「これまでに行われてきた被爆者の子どもの調査」をテーマに、被爆2世の健康影響調査などについて話す。

 放影研は日米両国が運営する財団法人。前身の原爆傷害調査委員会(ABCC)以来、被爆者の健康調査などに関する膨大な研究データを蓄積している。事前申し込みが必要。空席があれば当日申し込みも受け付ける。TEL082(261)4385。

(2010年10月26日朝刊掲載)

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