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平和貢献 禎子さんに誓う 幟町中生徒 命日に集会

■記者 新田葉子

 2歳で被爆し、12歳で亡くなった佐々木禎子さんの命日に当たる25日、在籍した広島市中区の幟町中で、生徒や教職員約320人が平和集会を開いた。

 体育館の壇上に、全校生徒と基町幼稚園児が折った鶴約2千5百羽を手向けた。各学年は平和に貢献した人物を調べた新聞作りや市内外の中学校との交流などの取り組みを発表。3年長廻恵唯(ながさこめい)さん(15)は「私たち一人一人が平和をつくり、伝える主人公」と、アピール文を読み上げた。

 集会は2000年3月、校門脇に黒御影石の碑と和紙の折り鶴を組み合わせた「折り鶴の碑」を建立してから毎年開いている。今年は雨のため体育館に会場を移した。

(2010年10月26日朝刊掲載)

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