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戦後広島の復興を学ぶ 東原中 お好み焼きの歴史も

 広島市安佐南区の東原中の1年生が登校日の授業で、お好み焼きの歴史を通じて戦後の広島の歩みなどを学んだ。自分なりの「平和への誓い」も立てた。

 お好み焼きの起源とされるのは小麦粉を溶いた生地を焼いた駄菓子店などの「一銭洋食」。食料が乏しかった戦後、子どもや労働者の空腹を満たし、地域に広まった経緯などを平和教育の教材やビデオで学んだ。

 続いて、身近な平和を目指して自分にできる「誓い」をそれぞれが考え、ハトをかたどった紙に書き、模造紙に貼り付けた。

 岩崎徹君(12)は「いじめをなくすのが平和への一歩」。芳川真理さん(12)は「コミュニケーションをたくさん取り、相手を大切にしたい」と話した。

 市教委によると市内では、公立小142校のうち124校、公立中64校のうち49校が登校日だった。一部の学校は大雨警報などのため、中止した。(畑山尚史)

(2014年8月7日朝刊掲載)

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