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日本画で伝える ドームの作品展

■記者 加茂孝之

 原爆ドームを題材に、日本画を描く広島市西区の会社員佐々木正広さん(60)の作品展が同区南観音町の「ネッツギャラリーBOXⅡ」で開かれている。29日まで。無料。

 8月6日の灯籠(とうろう)流しや、原爆投下後にドーム内で草が芽吹いた様子などを幻想的なタッチで描いた24点が並ぶ。

 安佐北区出身の佐々木さんは約15年前、古里広島への転勤を機に日本画家宮川啓五さん=西区=に師事し、描き始めた。

 佐々木さんは「原爆投下65年の広島と、還暦を迎えた自分、両方の再生を表現した。絵を見て平和について考える人が一人でも増えれば」と話している。

(2010年10月26日朝刊掲載)

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