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「原発避難者に息長い支援を」 岡山の市民団体 福山で呼び掛け

 福島第1原発事故の避難者を支援する岡山市の市民団体「子ども未来・愛ネットワーク」の大塚愛代表(40)が、福山市のまなびの館ローズコムで講演した。約50人を前に「関心を持って、息長く支えてほしい」と呼び掛けた。

 大塚さんは原発から約20キロの福島県川内村で暮らしていたが、事故後に岡山市の実家に家族と避難した。住民への放射線被害の説明が不十分だったと指摘し「子どもたちに無用の被曝(ひばく)を招いた」と強調した。

 さらに「事故は子どもが自然の中で育つ機会を奪った。影響は続いている」と指摘。福島から親子を招いて岡山で保養してもらう団体の活動などを紹介した。

(2014年8月7日朝刊掲載)

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