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8・6県北から祈り 体験談聞き誓い新た 三次で集い 「核ない世界を」 被爆69年

 広島県北各地で6日、市民たちが集い、原爆犠牲者を追悼したり、核兵器廃絶や平和を祈ったりした。

 三次市高杉町の神杉コミュニティセンターで、「平和と戦没者慰霊の集い」があった。住民たち約60人が参加。被爆者の田口健三さん(84)=三良坂町=の体験を聞き、平和への誓いを新たにした。

 田口さんは暁部隊(陸軍船舶司令部)に所属し、金輪島(現広島市南区)にあった工場で勤務中に被爆。同島で負傷者を看護した。負傷者であふれる光景が忘れられないとし、「核のない平和な世界を実現させなければならない」と力を込めた。(城戸良彰)

(2014年8月7日朝刊掲載)

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