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平和賞サミット 市民が前日イベント ドーム一帯 演奏や対話集会

■記者 金崎由美

 11月12~14日に広島市内である2010年ノーベル平和賞受賞者世界サミットを盛り上げるため、地元の市民団体が開会前日の11日、野外イベントを中区の原爆ドーム一帯で催す。サミットの参加者やミュージシャンたちを招く。市民に参加を呼び掛けている。

 主催するのは、ピカドン・プロジェクト▽核兵器廃絶をめざすヒロシマの会▽NPO法人「ANT―Hiroshima」―など。

 11日は午後3時から原爆ドーム対岸の元安川親水テラスで、イラストレーター黒田征太郎さんが、核兵器廃絶への願いをキャンバスに表現する「ライブペインティング」をする。トランペット奏者の近藤等則さんの演奏に合わせて描く。

 午後5時半からは原爆ドーム前で、平和賞受賞団体であるパグウオッシュ会議のジャヤンタ・ダナパラ会長と市民が交流する「反核キャンドル・メッセージ対話集会」を開く。

 市役所で会見したANT―Hiroshimaの渡部朋子代表は「サミットを広く知ってもらうため、イベントはインターネットで中継する」と話している。

(2010年10月28日朝刊掲載)

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