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8・6首相あいさつ「全く同じではない」 加藤官房副長官が会見

 加藤勝信官房副長官は8日の記者会見で、安倍晋三首相が6日にあった広島市の平和記念式典で読み上げたあいさつが、昨年の文面と酷似していたことについて、問題はないとの認識を示した。

 加藤氏は、昨年の式典後の核兵器廃絶に向けた政府の取り組みを盛り込んでいることを強調した。「全く同じではない。犠牲者を悼み、平和に力を尽くす決意は変わらない」と述べた。

 9日に長崎市である平和祈念式典については、「あいさつ文面は承知していない」と述べた。

 安倍首相は広島市の式典のあいさつで、昨年9月の国連総会の核軍縮に関するハイレベル会合でのスピーチ、12月の原爆症認定基準の見直しに触れた。しかし、冒頭部分など5割強が同じだった。(坂田茂)

(2014年8月9日朝刊掲載)

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