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　山口市内の元教員たちでつくる「山口折鶴の会」（安常久巳会長）が長崎原爆の日の９日、山口市役所前で平和祈念式を開いた。

　約４０人が参加し、核兵器全面禁止をアピールする市長宛ての要望書を市職員に手渡したほか、近くにある非核平和都市宣言碑に５千羽の折り鶴をささげて周辺をデモ行進＝写真。「新たなヒバクシャをつくらないために運動を続けていく」などと不戦や核兵器廃絶をあらためて誓った。家族で参加した藤永伊知郎さん（４５）は「子どもに戦争の悲惨さを伝え、核兵器のない未来を実現したい」と話していた。

　市内の県原爆被爆者支援センターゆだ苑もこの日、同市江良の非核三原則の貫徹と核兵器廃絶を誓う碑の前で追悼式を開いた。

（２０１４年８月１０日朝刊掲載）