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若き戦没画家 遺作展 光 地元ゆかり 2人の32点

 山口県光市出身の松岡俊彦さんたち若くして戦場に散った戦没画家の絵画展が、光市光井の市文化センターで開かれている。24日まで。

 松岡さんは幼少期を旧浅江村(光市浅江)で過ごした。旧制徳山中を経て、東京美術学校(現東京芸術大)で油彩を学んだ。30歳だった1945年6月、中国湖北省で戦死した。学生時代以降に描いた人物や静物の油彩、水彩計約20点を展示している。

 周南市出身で、東京美術学校を繰り上げ卒業し、24歳の時にソロモン諸島ニュージョージア島で戦死した原田新さんの油彩12点も展示している。

 訪れた光市岩狩の高野敏雄さん(73)は「見応えのある作品ばかり。戦争がなければもっと多くの作品を残せていたはず」と話していた。月曜休館。無料。光市文化センターTel0833(72)5800。(松尾直明)

(2014年8月12日朝刊掲載)

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