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島根原発の審査 説明不備を陳謝 中電、地元自治体に

 中国電力は12日、島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町)で進む新規制基準への適合性審査について、原発30キロ圏の自治体を対象にした説明会を松江市で開いた。7月に始まった設備面の審査で、原子力規制委員会から説明の不備を指摘されたことを認め「地元に不安を与えおわびする」と陳謝した。

 島根、鳥取県と松江、出雲、雲南、安来、米子、境港市の防災担当者計20人が出席。中電の担当者が同月22日、事故のリスク評価を説明する過程で、評価の委託先企業との連携不足を規制委から指摘されたことを報告した。これに対し、島根県は「委託先に(評価を)丸投げしたとの印象を持った人もいる」と苦言を呈し、中電が謝罪した。

 専門性が高い設備の審査が本格化するのを前に、県は中電に平易な説明に努めてもらう必要性も表明した。

(2014年8月13日朝刊掲載)

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