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2月のAPECジュニア会議 代表4人、前原氏に「宣言」

■記者 岡田浩平

 APECの首脳や閣僚の会議を前に、2月に広島市であった「APECジュニア会議」に参加した青少年の代表4人が2日、外務省で前原誠司外相に面会した。「平和で豊かな社会」に向けたジュニア会議の宣言を手渡し、参加国・地域の若者の共通の思いを託した。

 宣言は、環境や教育など4分野で具体策や若者の取り組む行動を盛り込んでいる。広島女学院高出身で早稲田大1年の串岡理紗さん(19)が前原外相に手渡し、4人がそれぞれ平和教育の大切さなどを話した。外相は「みなさんの思いを伝えたい」と答えたという。

 面会後、串岡さんは「日本のリーダーシップで平和な世界を私たちに引き継いでほしい」と期待。修道高2年の三宅利智さん(17)も「利害が対立していても真正面から話し合える社会にしなければ」と話した。

 2月20~23日のジュニア会議には19の国と地域から37人が参加した。

(2010年11月3日朝刊掲載)

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