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相馬への思い盆踊りに込め 原発事故募金ライブの福山市民ら企画 

 福島第1原発事故で被災した福島県相馬地方への思いを込めた盆踊り大会が17日、福山市である。2011年3月の事故後、福山市内で募金ライブを毎月開いている市民たちが企画した。(小林可奈)

 福山市や広島市などの約30人でつくる「広島・福山から福島・相馬を想う会」。月1回ライブを開き、出演者から500円ずつ募って、相馬地方で活動する団体などに寄付してきた。

 4年目を迎え、「音楽にあまり関心がない人も、相馬地方へ思いを寄せる機会になれば」と、子どもからお年寄りまで参加しやすい盆踊りを企画することにした。

 当日は福山市入船町のポートプラザ日化に特設のやぐらを組む。3バンドが相馬地方に伝わる民謡「相馬盆唄」をアレンジした曲をギターや和太鼓などで披露する。「広島、福山から福島、相馬を思うよ」などの歌詞に合わせて踊る。午後3~6時。無料。

 同会の手島裕代表は「気軽に盆踊りに参加し、今も苦しんでいる相馬地方の人々のことを思い、何かを感じてもらえたらうれしい」と来場を呼び掛けている。

(2014年8月15日朝刊掲載)

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