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平和賞サミット オバマ氏欠席の返書

■記者 金崎由美

 広島県は5日、12~14日に広島市であるノーベル平和賞受賞者世界サミットに、オバマ米大統領が欠席することを伝える米政府の返書が届いた、と発表した。

 キャンベル国務次官補名で10月26日付。サミットについて「核兵器のない平和で安全な世界を目指すオバマ大統領の公約と重なる」と評価する一方で「残念ながら出席できない」と明記。「皆さまの決議が、人類を核兵器のない世界に向かわせ、オバマ大統領の世界をより安全なものにするという展望をさらに進めるものと思っている」と結んでいる。

 オバマ大統領は、13、14日にあるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のため来日する。湯崎英彦知事や秋葉忠利市長は、昨年の受賞者のオバマ大統領にサミット出席を求める書簡を送っていた。ホワイトハウスは10月28日、大統領が広島を訪問しないことを発表していた。

(2010年11月6日朝刊掲載)

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