×

ニュース

不戦誓い平和の鐘つく 終戦の日の広島平和公園 高校生ら「次世代へ発信を」

 終戦の日の15日、広島市中区の平和記念公園で園内の「平和の鐘」を突き、不戦を誓う集いがあった。広島ユネスコ協会が主催し、会員や高校生約80人が参加した。

 同協会の北川建次会長(79)は、平和憲法の大切さに触れ「戦乱の足音を払いのけるためにも、この鐘を突こう」とあいさつした。

 高校生4人が鐘の前で平和への思いを発表。ノートルダム清心高1年の浜崎楓子さん(15)は英語で「私たち若い世代が、被爆者の思いを次世代へ発信しなければ」と訴えた。

 正午に全員で黙とうし、次々に鐘を鳴らした。参加した広島大付属高2年の山坂美紗さん(17)は「今までちゃんと聞けなかった祖母の被爆体験を、この夏は聞きたい」と話していた。(福田彩乃)

(2014年8月16日朝刊掲載)

年別アーカイブ